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『ICHIMATSU』とは? 和とモダンを融合する特殊紙の魅力・スペック・活用事例ガイド

2026.01.29

ICHIMATSUは日本の伝統的な市松模様をモチーフとしたエンボス加工が施された特殊なファンシーペーパー。約1.5mm角の規則正しい市松エンボス(凹凸)が特徴。全11色のカラーバリエーションと3種類の厚さが展開されており、名刺、パッケージ、書籍の装丁など、手触りの良さを活かしたい印刷物に最適な、環境にも配慮した(FSC森林認証紙)銘柄です。本記事では特徴・スペック・活用シーン・採用事例・比較軸・おすすめの順で、ICHIMATSU導入の理由を構造的に解説します。

 

1.紙の世界観と特徴

ICHIMATSUの最大の魅力は「手で触れて心地よい、洗練された市松模様のエンボス(凹凸)」。

これは、光の加減で奥行きを生む視覚効果と、触れるたびに質の高さを感じる触覚効果を両立させ、紙に高級感と個性的な付加価値を与えます。

 

2.基本スペックと加工適性

評価項目 特性
連量 70kg/95kg/175kg
厚み 約0.11mm~約0.27mm相当
サイズ展開 四六判
表面 和モダンな市松エンボス紙
印刷適性 オフセット印刷
可能加工 箔押し/空押し/型抜き/筋押し/レーザー
反り評価 一般的な平滑紙と比べて反りの影響を受けやすい
インキ相性 エンボスの陰影を組み合わせる事で美しい仕上がりに

特筆:ベタを避けた印刷デザイン

デザイン上の注意点として、ICHIMATSUはエンボスの谷にインキが乗りにくいため、デザインで意図的にベタ(全面塗りつぶし)を避けることが、紙の個性を最も引き出します。「紙の凹凸を活かす」加工が鍵となります。

 

3.活用シーン6選

  • 名刺/ショップカード
  • 商品パッケージ
  • 書籍/冊子の表紙
  • グリーティングカード
  • ダイレクトメール
  • 貼り箱/紙袋

 

4.採用事例もしくは用途提案

事例1:日本酒のギフトパッケージ

シンプルで洗練されたデザインに、ICHIMATSUの持つ細やかな市松エンボスによる独特の手触りが加わることで、贈答品としての高い品質と特別感を表現でき、過度な装飾を避け、紙そのものの力で高級感を訴求できる点が評価され採用。

 

事例2:デザイン事務所の名刺

伝統柄である市松模様をモダンに昇華した意匠性が、日本の美意識や緻密さを表現したいデザイナーの感性と合致。さらに、受け取った人が思わず触れたくなるような質感が、記憶に残るブランディングツールとして機能するため採用。

 

事例3:和菓子店のリーフレット・包み紙

和菓子という「和」の商材に、市松柄が持つ伝統的な雰囲気を添えつつも、柄が繊細であるため重厚になりすぎずモダンな印象を保てる点。特に茶色や白などの自然な色を選び、ブランドイメージに合わせた上品な統一感をだすため採用。

 

5.迷う人向け比較軸

観点 ICHIMATSU マーメイド レザック66
風合い 規則的な市松エンボス。モダンで均一な格子模様。 波目(うねり)のエンボス。ランダムで力強い凹凸。古風な和紙のような風合い。 レザーのようなエンボス。重厚で高級感がある。
発色 エンボスの陰影により、色が深く見える 凹凸と繊維の粗さにより、インクが深く沈み込み、素朴で落ち着いた発色 エンボスの間にインクが沈み、濃い色では非常に重厚な発色になる
断裁エッジ 凹凸があるため、断面がわずかに波打って見える ザラっとしており、わずかに羽毛立つ。素朴な風合いを強調。 エンボスに沿って波打ち、強くテクスチャーが出る。エッジにも個性が出る。
主な用途 名刺/パッケージ/装丁 グリーティングカード/図録/クラフト 証書カバー/メニュー表/書籍の表紙
空気感 和の伝統を意識しながらもミニマルで新しいデザインにも馴染む クラフト感や自然素材の雰囲気を重視するデザインに最適 しっかりとした信頼感や重みが欲しい用途に最適

6.厚さ別のおすすめ

・70kg  約0.11mm:薄手の封筒/包装紙

・95kg  約0.15mm:パンフレット/リーフレット/フライヤー/ダイレクトメール

・175kg  約0.27mm:名刺/ポストカード/パッケージ

 

7.まとめ

ICHIMATSUは「卓越した手触り」「洗練された意匠性」「用途の広さ」が評価軸。

単なる色や厚さで選ぶ紙ではなく、「触れることで価値を伝えたい」「紙そのものにアイデンティティを持たせたい」と考えるデザイナーやブランドにとって、魅力的な選択肢のひとつとなります。

 

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