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『岩はだ』とは? 個性的なエンボスを持つ特殊紙の魅力・スペック・活用事例ガイド

2026.02.24

「岩はだ」は、自然の岩の表面を再現したような、不規則なエンボス(凹凸)加工がされているファンシーペーパーです。全10色のカラーバリエーションがあり、落ち着いたトーンから鮮やかな色まで展開されています。

本記事では、特徴・スペック・活用シーン・採用事例・比較軸・おすすめの順で、岩はだ導入の理由を構造的に解説します。

 

1.紙の世界観と特徴

「岩はだ」の最大の魅力は「ランダムに深く刻まれたエンボス(凹凸)加工」です。

手に取ったときに指先に伝わるゴツゴツとした質感は、パターンが一定ではなく、無意識のうちに何度も触れたくなる衝動を生みます。画面越しでは決して味わえない手応えとなり、触れた人をその世界観に引き込みます。

 

2.基本スペックと加工適性

評価項目 特性
連量 100kg/130kg/170kg
厚み 約0.15mm~約0.24mm相当
サイズ展開 四六判
表面 ランダムで深いエンボス(表面のみ)
印刷適性 インクジェットプリンター/オフセット印刷
加工可能 箔押し/空押し/エンボス加工/折り加工
反り評価 平滑な紙に比べて反りが生じやすい
インキ相性 エンボスが深い部分はインキが乗りにくく、「ヌケ」や「カスレ」が生じることもある

特筆:箔押しとの相性の良さ

深いエンボスにキラリと光る箔を乗せることでコントラストが生まれ、インパクトを与えます。平滑な紙に箔押しをするよりも、箔の輝きがより強調され、美しさが生まれます。

 

3.活用シーン6選

1.和食店や料亭のお品書き

2.名刺・ショップカード

3.文芸誌や作品集の装丁(表紙)

4.ジュエリーや工芸品のパッケージ

5.神社仏閣の御朱印台紙

6.不動産・建築デザインのコンセプトブック

 

4.採用事例

事例1:和菓子店の「贈答用パッケージ」

岩のような無骨さと陶器のような気品を併せ持つ「岩はだ」に繊細な和菓子との質感のコントラストが贈答品としての格を引き上げてくれるため採用。

 

事例2: 文芸誌や小説の「ブックカバー」

単なる印刷では表現できない「陰影の深さ」と「手に残る質感」が小説の世界観へと導くきっかけになるため採用。

 

事例3:旅館やホテルの「館内案内」

プラスチックや平滑な紙にはない「土や石のような温かみと重厚感」がその施設のこだわりや静寂な空気感を伝える一役を担ってくれるのではないかという理由で採用。

 

5.迷う人向け比較軸

観点 岩はだ あららぎ かぐや
風合い 和を感じる優しいザラつき/しっとりとしたマットな風合い 深い不規則な凹凸/ざらざらした力強い和 月のクレーター状のランダムなエンボス/ザラザラとした強い手触り
全10色/落ち着きのある和の色彩 全19色/和を意識した落ち着いたトーン 全10色/月にちなんだ落ち着いた和風・上品なトーンが多い
発色 凹凸のため写真などを印刷する場合は細部がかすれることがある 凹凸が深すぎるため、鮮やかな発色や写真の再現には不向き 凹凸のため、写真などを印刷する場合はムラが出やすい
断裁エッジ 紙の密度がしっかりしているため、鋭く綺麗に切る事が出来る 凹凸が深いため、紙の断面に影が落ち、厚みが際立つ 凹凸が深いため、断面はややラフな印象
空気感 重厚、無骨、凛、飾り気のない力強さ 重厚、格式、奥ゆかしい、自然素材のもつ厳かな雰囲気 ロマンチック、ミステリアス、上品、和モダン
用途イメージ 旅館の案内、和菓子パッケージ、ラベル、表紙、招待状 旅館の案内、和菓子パッケージ、招待状 名刺、書籍の表紙、招待状、パッケージ
強み ランダムな凹凸が生み出す立体的な美しさ 深い凹凸と和の重厚な高級感 唯一無二のテクスチャと、箔押しとの相性

 

6.厚さ別のおすすめ

・100kg 約0.15mm:パンフレット・カタログの表紙/お品書き/包装紙

・130kg 約0.19mm:ポストカード/招待状/タグ/ブックカバー

・170kg 約0.24mm:名刺/ショップカード/パッケージ/作品台紙

 

7.まとめ

岩はだは「ランダムな凹凸の触感」「箔押しとの相性の良さ」「和の雰囲気がありつつ、使い方次第で現代的なデザインにも馴染む表現力」が評価軸。

デジタルの画面越しでは決して再現できない、唯一無二の質感と凛とした空気感をまとった紙を使用してみてはいかがでしょうか。

 

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