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『未晒クラフト』とは? 素朴な強さと温もりを持つ包装紙の魅力・スペック・活用事例ガイド

2026.05.08

「未晒(みざらし)クラフト」は、パルプを漂白せずに製造された、自然な茶色い色合いが特徴のクラフト紙です。薬品による漂白工程を通さないため、環境に優しく、紙本来の長い繊維が保たれており、比較的高い強度を誇ります。

​本記事では、特徴・スペック・活用シーン・採用事例・比較軸・おすすめの順で、「未晒クラフト」導入の理由を構造的に解説します。

 

1.紙の世界観と特徴

​未晒クラフトの最大の魅力は「飾らない素朴な質感と、実用性の高さ」にあります。木材本来の色を活かした温かみのある茶色は、オーガニックな印象や手作り感を演出するのに最適です。また、他の紙に比べて破れにくく丈夫なため、重いものを入れる袋や、中身を保護する梱包材として、古くから物流の現場を支え続けてきた「用の美」を体現する紙といえます。

 

2.基本スペックと加工適性

評価項目 特性
規格 ハトロン判 900mm×1200mm

54kg/65kg/75.5kg/86.5kg/108kg/129.5kg

厚み 約0.07mm~約0.17mm相当
表面 ザラザラしており、手触りからも紙の繊維感を感じられる
印刷適性 レーザープリンター/インクジェットプリンター/オフセット印刷
加工可能 箔押し/ラミネート/片艶加工/箔押し/折り加工
反り評価 平滑な紙に比べて反りが生じやすい
インキ相性 表面の繊維が粗いため、インクの乗り方に注意が必要

 

3.活用シーン6選

1.紙袋・ショッピングバック

2.重包装・封筒

3.ラッピング・包装紙

4.緩衝材・詰め物

5.タグ・ショップカード

6.ノートやメニュー表の装丁

 

4.採用事例

事例1:カフェの「テイクアウト用袋」

「環境配慮」や「自然由来」というメッセージを伝えるため、未漂白の未晒クラフトを採用。ラフな質感が、素材にこだわるお店の姿勢を視覚的に伝えます。

 

事例2:配送用梱包材

薄手でも破れにくい強度を活かし、商品を包む保護紙兼、箱の隙間を埋める緩衝材として採用。プラスチック素材を減らす脱プラの取り組みとしても評価されています。

 

事例3:ハンドメイド作家の「商品タグ」

活版印刷やスタンプとの相性が良く、手作り商品の温かみを引き立てる素材として採用。厚手のクラフト紙を使用することで、ヴィンテージ感を演出しています。

 

5.迷う人向け比較軸

観点 未晒クラフト 筋入クラフト 中筋ロール
風合い オーガニックで温かみのある独特の風合い レトロで温かみのある風合い 素朴で温かみのある風合い
木材本来の色を活かした温かみのある茶色 温かみのある茶色や黄色っぽい茶色 日和色(淡い緑色)と桃色の2種類
発色 吸水性が高くインクが沈んで見えやすいため、ナチュラルで落ち着いた仕上がり ツヤ面は印刷可能。しかし、家庭用では紙詰まりのリスクが高いため注意が必要 薄紙のため裏面に色が透けたり、インクが裏写りする可能性があるため注意が必要
断裁エッジ バリが出たり、毛羽立ちやすくなる場合がある    
空気感 素朴、無垢、武骨 素朴、無垢、静謐 素朴、透光、静謐
用途イメージ ラッピング、紙袋、緩衝材、タグ、封筒 ラッピング、紙袋、緩衝材、型紙、封筒 緩衝材、包装紙、掛け紙
強み 飾らない素朴な質感と、実用性が高く広い用途で使用できる点 レトロ・ナチュラルな質感を持ちつつ、軽量で幅広い用途で使用できる点 素朴な風合いと柔らかく包みやすい実用性を両立している点

 

6.まとめ

未晒クラフトは「未漂白ゆえの強度」「環境に配慮したナチュラルなイメージ」「飽きのこない素朴な味わい」が評価軸です。

​単なる「包むための紙」としてだけでなく、そのタフさと温もりを活かして、こだわりを表現するツールとして「未晒クラフト」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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