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『小豆殻CoC』とは? 素材を循環させる特殊紙の魅力・スペック・活用事例ガイド

2026.03.27

「小豆殻CoC」は小豆の殻を再利用し、木材パルプと混ぜ合わせてできたファンシーペーパーです。印刷では再現が難しい柔らかな小豆の色調と落ち着きのある模様や風合いが特徴で、包装紙や貼箱、封筒など幅広い用途に利用されています。

本記事では、特徴・スペック・活用シーン・採用事例・比較軸・おすすめの順で、「小豆殻CoC」導入の理由を構造的に解説します。

 

1.紙の世界観と特徴

「小豆殻CoC」の最大の魅力は「単なる再生紙ではなく、小豆の皮を再利用している独自性」にあります。表面に見え隠れする小豆の殻が印刷や加工では決して出せない「自然のゆらぎ」を生んでいます。また、小豆の殻がごくわずかな凹凸となり、繊維を指先に感じつつも、肌に馴染む質感です。FSC森林認証も取得しており、環境や社会に配慮した紙にもなっています。

 

2.基本スペックと加工適性

評価項目 特性
規格 ハトロン判 65kg/108kg
厚み 約0.13mm~約0.21mm相当
サイズ展開 ハトロン判
表面 小豆の殻の断片が点々と散りばめられている模様
印刷適性 オフセット印刷/レーザープリンター/インクジェットプリンター

オンデマンド印刷

加工可能 活版印刷/箔押し/折り加工/抜き加工/空押し
反り評価 一般的な紙以上に反りが発生する可能性あり
インキ相性 大量に濃いインクを乗せるとわずかににじむ可能性や乾燥に時間がかかる場合がある

 

3.活用シーン6選

1.パッケージ・ラッピング

2.手提げ袋・紙袋

3.封筒・名刺

4.パンフレット・ポストカード

5.ショップカード・ラベル

6.御朱印の台紙

 

4.採用事例

事例1:和菓子屋さんの「掛け紙やラベル・シール」

あんこを作る過程で出る副産物を自社の販促物に戻すことで、無駄のない循環を顧客に視覚と触覚で伝えることが出来るため採用。

 

事例2:歴史的建造物(城・神社仏閣)の「案内パンフレット」

和紙のような情緒と耐久性を持ち、古風で上品な佇まいを感じることが出来るため採用。

 

事例3:ホテルの「ルームカードキーホルダー」

チェックイン時に触れる物が「少し変わった温かい手触りの紙」である事で、滞在の特別感を演出できるため採用。

 

5.迷う人向け比較軸

観点 小豆殻CoC 中筋ロール 純白ロール
風合い 柔らかな小豆の色調と落ち着きのある模様が特徴の風合い 素朴で温かみのある風合い 片面が光沢のある平滑(ツルツル)で、もう片面がザラザラとした風合い
小豆の成分が微かに溶け込んだ和の雰囲気を感じさせる色 日和色(淡い緑色)と桃色の2種類 漂白パルプを使用しており、高い白色度をもつ
発色 素材と色が溶け合う静かで奥行きのある仕上がり 光沢面はインクののりが良く、発色が鮮やか
断裁エッジ 均一な切り口の断面に小豆の殻の微細な粒がランダムに見える仕上がり
空気感 柔和/安寧/静謐 素朴、透光、静謐 可憐、清廉、軽快
用途イメージ 紙袋、ラッピング、封筒、ラベル 緩衝材、包装紙、掛け紙 包装紙、敷き紙、掛け紙、インナーラップ、ラッピング
強み 小豆の皮を再利用している独自性 素朴な風合いと柔らかく包みやすい実用性を両立している点 高白色の白さと強度を兼ね備えていながら、印刷・加工適性も持つ点

 

6.厚さ別のおすすめ

・65kg  約0.10mm:封筒の内紙、ブックカバー、掛け紙

・108kg 約0.15mm:お品書き、メニュー表、パンフレットの表紙、工作用

 

7.まとめ

小豆殻は「単なる再生紙ではなく、小豆の皮を再利用している独自性」「印刷では再現できない天然のテクスチャ」「しっとりと肌になじむ質感」が評価軸。

デジタルでは味わえないアナログならではの質感を「小豆殻」を通して感じてみてはいかがでしょうか。

 

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